一般社団法人 日本クナイプ療法協会
クナイプについて

クナイプ療法とは

 クナイプ療法は、1800年代の後半にドイツのバイエルン州でセバスチャン・クナイプ神父が1737年に書かれたヨハン・シグムント・ハーンの「驚異なる水の治癒力」を読み、医師がさじを投げた重症の肺結核を自ら「水の治癒力」を試し、治癒させ、その後様々な工夫を加え、古来からの方法も参考にしてクナイプ療法を確立しました。クナイプ紳士
 その後1897年にクナイプ医師会が設立され、セバスチャン・クナイプ神父の水療法を中心に5本の柱からなる総合的な自然療法として医師の管理下で行われる医療として発展しました。 やがて、1993年にドイツでは「自然療法」が標榜診療となり、クナイプ療法は自然療法として医科大学の正科に組み込まれ、医師の資格試験に出題されることが義務付けられました。現在、クナイプ療法は、クナイプ神父が生まれたバイエルン州ウンターアルゴイ郡はもとよりドイツ各地に浸透し、現在では、EUのマーストリヒト条約(憲法に相当)に青少年の健康対策として採択されております。
 また、ドイツ・オーストリー等ではクナイプ療法に関しては、健康保険・年金保険・介護保険が適用されていますので、診療所や病院へ行くのと同じようにクナイプ施設を利用することができます。 日本でも、医師や理学療法士がドイツと同様なクナイプ療法医・クナイプ療法士の追加資格を得ることにより、保険による治療が可能です。(リハビリテーションとしての保険適用)
 1972年にフォルクスワーゲン社の労働者の中で、心臓・循環器障害を持つ1601人の患者の中から長期に及ぶ調査に適した患者643人が選ばれ、2年間に渡るクナイプ療法による治療の結果、医療費が3分の1になったことが検証され、「1マルクのクアの投資で3マルクの医療費の節約」という理想的な医療費削減モデルのスローガンが生れ、今日に至っています。

BAD WÖRISHOFERクナイプ療法発祥の地 バート・ヴェーリスホーフェン
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クナイプ療法 5本の柱

現在のクナイプ療法は水療法、植物療法、運動療法、食療法、人間の持つ生態リズムを重視する秩序療法の5つからなり、疾病や病状に応じて単独で、或いはそれぞれ互いに関連させながら一人一人に合わせて行われています。
1.水療法 肩注水注水、温冷交互浴、清拭、水踏み(水中歩行)、全身浴、3/4身浴、半身浴、座浴、腕浴、脚浴等。
2.運動療法 公園のグループ体操一人一人に合わせた運動プランを作り、根気良く、ベッドの中からでも運動を始めさせる。運動の処方は、ベッドの中、室内、野外(クアパーク)、山歩き、プールなどで行う。マンツーマン及びグループで行う。乗馬、スキー、サイクリング、ハイキング、ゴルフ、テニス等のスポーツも処方される。
3.植物療法 ハーブティー薬用植物の抽出液を精製した浴用剤や錠剤、薬用植物がお茶や食用として処方される。
4.食療法 野菜や穀物予防や治療に対する栄養学的基本を考慮し、一人一人の状況に合わせて食事が処方される。栄養価を損ねないよう調理法や、有機農法による新鮮な野菜や果物、保存料等の使われていない食材が使用される。
クナイプ神父は「病気の父親は判らなくても母親は食事である」と明言し、五穀・野菜中心の食事を提唱した。
5.秩序療法 瞑想この療法は、上記4本の柱の上位概念として、或いはクナイプ療法の屋根として考えられている。あらゆる面で人間の本質に迫るものであり、本能的に規律正しい生活環境への適応が根本理念となっている。あらゆる生活の時間的リズム、処世法、人生観等が持ち合わせている生理的リズムと合致しなければならない。
※自律訓練法、イメージ療法はクナイプ医師の論文から始まり世界に普及されている
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