翡翠萌

◆「ガンと仲よくするする会」の会報出版に当って       甲田 光雄
 長い間待ちに待った会報第1号がやっと出版される運びとなり、ほっと致しました。
 最初は枚数も少ない小冊子であっても、将来これがどのように発展するだろうかと考えてみれば、大きな夢が拡がってくるではありませんか。
 それにしても、「ガン征圧」とか、「ガン撲滅」といったキャンペーンが現代医学会の中で華々しく演じられている中で「ガンと仲よくする会」とは一体どのようなことをするのだろうかと、恐らく世間の人々はこの小冊子を奇異の目をもって見るだろうと思います。
 邪魔者は殺せ式に弱肉強食の修羅場に生きる人々の頭の中には、「汝の敵を愛せよ」と説かれたキリストの教えなど毛頭うかんでくる筈もないからです。
 従って、体内に発生したガン細胞は、一個も残さず窄滅させることを目標に現代医学者達は日夜精力的に研究を続けているのであります。
 そして、人体内に発生したガン細胞を、最も初期の段階で発見する方法を開発せんものと躍起になっているのです。
 しかし、やがて彼等は、自分達が開発したその素晴らしい検査方法を駆使した結果、これまで「健康」と診断されてきた人の殆ど大半にガン細胞が存在していることを知って愕然とするのではないでしょうか。
 ガン撲滅のために、それらの健康な人々を病人として手術したり、抗ガン剤を用いるなどして医療の対象とすれば、一体どうなることでしょう。
 医療産業の従事者や医師達は収入が増えて、笑いが止まらないかも知れませんが「健康」生活をエンジョイしていた者が、ガン患者にされて、手術を受けなければならない破目に落ちる人達が急増して、巷に溢れたたら恐らく世情は騒然となるのではないでしょうか。
 「これではたまらん」という深刻な悩みの中から一般大衆も初めて「ガンと共存」の健康法に目を向け直す転機が芽生えてくるに違いないと私は確信しているのです。
 やはり何事でも、行き詰まりのどん底を迎えないと、方向転換は行われないものです。
 ガンと共存の健康法は実に「狭い門」でありますから、余程行き詰まらない限り、一般の市民は「広い門」の中で何とか幸せに生きようとアグラをかいているものです。
 しかし、「広い門」から「狭い門」へ転換するときこそ、人々は本当に「命を大切にする道」が何であったかを悟ることになるでしょう。
 即ち、釈尊やキリストが説かれた愛とか慈悲の教えを、生菜食や断食という体験を通して具体的に理解することになるのです。
 その結果、人間が幸せになる道は、やはりこの愛と慈悲の教えを実行する以外にないのだと解り、健康法もその例外でなかったことを悟り、ガン細胞を正常細胞に改心(転換)させる真の医道を生菜食や断食の中に見出すようになると思います。
 この時こそ「ガンと仲よくする会」はこのような世の中を実現させるための大きな使命を帯びて誕生したものであることを会員一同、はっきりと理解しておらなばならないと思います。
 そして、この目標を達成するため、お互いに力を合わせ努力してゆこうではありませんか。
 以上、会報「翡翠萌」第一号出版に当って、私の所感と致します。


一般社団法人日本クナイプ療法協会のWebサイトへ