◆お医者さまにお尋ね申しあげます    武者 宗一郎

 年を経る毎にガンの病理学は進歩しました。医学者たちも希望を未来に向けて叩きつけるかのように、ガン撲滅を号し、学会もガン征圧月間なるものをもうけるに至りました。
 日本で最高の死亡率を挙げつつあるガンこそが、医学会切っての大敵であるという訳です。ガンを根絶せねば人類の将来に光なしとでも叫ぶかの如く、制ガン剤、コバルト照射、剔出手術、ミサイル療法・・・・。
 ありとあらゆる近代医学的手法と申しますか、近代科学技術を導入した、いわゆる、超現代的な技術を行使することによってのみ、ガンが放逐されるのだという信念を益々固められたように見受けられます。
 これら最新の「医工学的」技術を身に付けたところの西欧学的医師の方々は、多くの患者を苦しめるばかりか、厚生省向けの点数だけを収奪しようとする悪魔かのように見えて参ったのであります。
 これはあたかも、農家が自家用米の稲田には化学肥料や農薬を施さないのと同様です。もし、医師であられるあなた自身が、ガンを患った場合、一体どのような医療を受けたいと申されるのでしょう。もしくは、今日的な医科学技術の中からいづれを許容なさり、そのいずれを拒否なさるのでしょうか。
 この本音こそが、私共の本当に知りたい点なのです。


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