◆機関誌『翡 翠 萌』の解説文     武者 宗一郎

 ひすいというのは「かわせみ」という美しい水鳥の名である。雄の方を翡といい、雌を翠という。 雄は全身燕紺色で背上と翼の後ろに赤い毛がある。しかし、雌の翠は燕に似て全身が青と黄色,上毛は長く青色が特に美麗。すなわち、翡と翠とで雌雄の一番いであるが、山間の渓流を飛び交うさまは赤と青で火斉の如く、翠々と艶やかに美しい。この羽毛は古来から飾りに用いられ、緑色の硬玉にも雌雄の名がつけられた。だからヒスイはエメラルトグリーンの美玉のことでもある。
 萌(みょう、ばう、べい、ぼうとも読む)はもと、生命のめばえ、芽、たけのこ、きざし、もえる、目ざす、芽ぐむ、あらわれる、耕す、動じないさま、などの意味をもっている。
 「翡翠萌」とはあのいまわしい癌という毒瘤が、断食と生菜食に基づく甲田療法によって消滅し、新しく翡翠色の新芽が伸びはじめ、やがて素晴らしい健康体に生まれ変わっていく姿を象徴したものである。

一般社団法人日本クナイプ療法協会のWebサイトへ