●第1号 あとがき

 近年、生菜食と断食を併用した食事と各種の運動を実行することによって難病を治療させる、いわゆる甲田療法といわれる治療法でガンを克服する人が増えてきました。これらの人たちが、昭和59年5月13日、八尾健康会館に集い「ガンと仲良くする会」を結成しました。
 ガンは人類の敵なりと、撲滅運動の盛んな現況にあって「ガンと仲良くする会」とは、たしかにユニークな会名ではあります。
 「ガンは敵にまわすものではなく、仲良く共存共栄をはかりながら天寿を全うできる」。
 甲田先生の提唱される理念をモットーに総勢17名、会長には武者宗一郎先生を迎え、活動をはじめました。
 発足したその当日、早々と新聞紙上に大きく報道され、甲田医院をはじめ、会長、会員宅には問い合わせが殺到し、一同対応に大わらわ。この会が社会に果たしていく役割の大きさを改めて痛感させられました。
 1年半を経た今日、会員数も50名を越え、例会は昨年5月と9月、今年に入って3月、6月、10月と合計5回開催しました。
 甲田先生の講話、会員相互の交流、体験発表の他、第3回の会合からは、甲田先生の著書「ガン予防への道」をテキストに勉強会を続けています。ガンと仲良くするためには相手をよく知らねばなりません。武者会長の講義で、発ガンの構造など難しい内容にも出席者一同、熱心に耳を傾けています。
 このたび、発足時から念願でありました会の機関誌「翡翠萌」の発刊にようやくこぎつけました。細やかな小冊子ではありますが、会員の貴重な体験記を中心に、甲田先生、武者会長にも寄稿いただきまして、中身の濃いものになったと思っています。
 元来、絵を描くことが商売の私、このような文集をまとめるなど全く始めてのことで、思うようにはかどらず、いろいろな不手際をお許し下さい。
 誌中、武者会長の「ぶらず、らしく、ガンと仲良く」は正食協会発行の「コンパ21」から転載させていただきました。3回にわたって連載いたします。
 表紙の、誌名「翡翠萌」 題字・シンボルマークは共に武者会長の案で、格調の高いものになりました。
 このシンボルマークの旗が、いつの日か、全国のガンセンターの屋上に翩翻とひるがえり、病院食は生菜食に、病室では裸療法に励むガン患者たち。このような光景を夢みながら、がんばっていきたいですね。
  昭和60年11月                               増 田 記


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